社長ブログ

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2009年8月 4日火曜日

「６００万円値引きします！？」相談事例紹介

「見積金額から６００万円値引きします！」営業マンに言われたらしいです。

「あぁ、得した～。ラッキー。」という人。「えっ、あやしい。本当に？」と疑う人。

あなたはどちらですか？本日は無料コンサル事例のご紹介です。

久々に暑さも吹き飛ぶような強烈なお話（相談）を聞きました　

「今月契約なら、６００万円値引きします」という営業マンの言葉。
すこしだけ心が揺れたらしいですが、その後冷静になり、それをキッカケにその営業マンに不信感を抱いてしまったと言う、Ｓ様（３０代のご夫妻）からの相談事例です。
（ちなみにＳ様はそのままの金額２１００万円でも契約するつもりだったらしいです。）

奥様から、先月中旬に電話で相談がありました。電話相談は基本的には受け付けていません（電話ではすべてについて回答できないので・・・）が、「現在商談中の住宅会社を信用できないのです。どうしたらいいのか悩んでます。」という、お悩み相談でしたので、お電話で少しだけ話し、「全体像が見えないので、ぜひ一度無料のコンサルティングに来て下さい。」と月末に事務所に来ていただきました。

Ｓ様は、今年の春くらいから土地を探していて、候補となる気に入った土地を見つけたのです。そこは、Ａ住宅会社（以下Ａ社）の建築条件付です。建築条件付とは、「その土地を購入したい場合、所有する住宅会社で家を建てなくてはならない」という約束事のことです。

ですので、土地の予約をきっかけにＡ社の営業マンと商談をすることになったのが７月になってからとのことです。Ｓ様が計画している土地は旭川市近郊５００万円台で、建物金額は２１００万円くらい。そんなに大きな住宅ではなく、いわゆる平均サイズの３４～３５坪程度。はじめ提示された見積金額が、約２１００万円（税込み）。

それを「６００万円値引き！？して１５００万円にします」とのこと・・・。
ただし、７月中の契約が条件で。

皆さんはどう思いますか？素直に喜びますか？それとも・・・・？
少なくともＳさんは「これはちょっと怪しい・・」と思って、「住まいるナビ」に相談に来たのですね。

僕の感想：「２０００万円の家で、そもそも６００万円も純利益があるのか？」「来月ならどうなるの？」いうのが率直なところです。会社によってはそれくらいの利益を取っているところがあるかもしれません。しかし、僕の知る限りですとそうではありません。

・・・住宅という商品は、皆さんが思っているよりも利益率が低く、ほとんどの会社がせいぜい利益率１５～２５％程度ではないでしょうか（当社調べ）。

ですので、２０００万円の家で３００～５００万円前後の利益しかないはずです。では、残りの金額はなにかというと、材料費だったり、経費（人件費など）だったりするわけですね。

・・・ですから、たとえ値引きできるとしてもその範囲です。（住宅会社はボランティア団体ではありませんので、利益を出してはじめて企業として成り立ち、そして皆さんに優良な住宅を提供できるのです。たとえ１件でも契約をとりたくても赤字の工事は絶対にしません。）

われわれプロならば、少し考えればわかります。
しかし、皆さんの場合は、「利益率」なんて考えないでしょうから。わからないのも無理のない話です。しかも、「さあ、家を建てよう！」と思ったら、気持ちが盛り上がって、冷静さを失ってしまうものです。Ｓさんが悪いわけではありません。でも契約するまえに冷静になれてよかったのです。

このような理由から何度も言いますが、皆さんには基礎知識を持たないままで家づくりをはじめて欲しくないのです。家づくりの失敗はそこからはじまるのです。

（結果）
Ｓ様は、その土地の購入をやめることにしました。
当然、「そのＡ社にも断わりのＴＥＬを入れて、計画を一度リセットしました！」との報告を頂きました。また、「今後、Ａ社と打ち合わせをすることも、Ａ社で建てることも絶対にありません」とのこと。

Ｓ様から「値段を下げて欲しい」などという申し出がある前に、Ａ社の営業マンが自ら信用を失うような行動をワザワザ取ってしまったのですね。不思議な営業マンですね。いまどき、こんな手法が通用するのでしょうか？皆さんもそう思ったかもしれませんが、よく聞く話ですので、ウッカリうまい話にのらないように（また、だまされないように）気をつけてくださいね。

今後はというと（そのＡ社や営業マンには申し訳ありませんが）・・・・・・
「少しでも安く、そして良い土地を探して、予算に会う優良な会社を紹介して欲しい」
という依頼をいただきました。ここから「住まいるナビ」のサポートが始まります。

現在「土地探しサービス」で、僕と一緒に協力して、より良い土地を探している最中でございます。
当初の目標を変えずに、今年中の新居への入居を目指して！「住まいるナビ」は応援します！

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　　　　　ワンポイントアドバイス
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①見積書はていねいに詳細まで説明してもらう
（優良会社の見積書は、通常何枚にものぼる書式で細かく、項目ごとに説明されています。Ｓ様に見せてもらった某Ａ住宅会社の見積書はＡ４用紙１枚のみでした（怖）・・・）

②すべてにおいて納得するまで、契約はしない

③見積りが出た段階で一度、冷静になる勇気をもつ

実は、Ｓ様のような相談が「住まいるナビ」に多く寄せられるのです。
本来失敗しないためにも、気持ちが盛り上がる前の、初歩的な段階で相談に来てほしいのですが（冷静なうちに）・・・。そうすれば、大きな失敗は防ぐことができますので。

さいごに８月９日のセミナー（残席２組分）は、住宅ローンについてがメインテーマなのですが、Ｓ様の例のような「土地の選び方」や「見積り」など住宅会社のことについても時間があればお話ししようと思います。

今回のセミナーも住宅雑誌等には、決して書かれることのない内容にしたいと思います。

お楽しみに！

カテゴリ(セミナー情報,無料コンサルレポート)